ラズベリーパイにUSBストレージ・デバイス(ntfs)をマウントする方法

Raspberry Piに外付けUSBストレージをマウントする方法を解説します。まずは、対象とするUSBストレージデバイスをUSBポートに差込みます。一部のUSBハードディスクは電源投入後には正しく認識できない物もあります。その場合システムを一旦シャットダウさせ、電源を入れなおすことで対処できます。

接続したらfdisk -lでファイルシステムの情報を表示できます。以下は手持ちのDOSフォーマットされたUSBメモリカードの結果です。

Device         Boot  Start     End Sectors  Size Id Type
/dev/mmcblk0p1          16  125055  125040 61.1M  b W95 FAT32
/dev/mmcblk0p2      125056 1970175 1845120  901M 83 Linux

Disk /dev/sda: 7.6 GiB, 8166703104 bytes, 15950592 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: dos
Disk identifier: 0xc3072e18

Device     Boot Start      End  Sectors  Size Id Type
/dev/sda1  *       56 15950591 15950536  7.6G  c W95 FAT32 (LBA)

ここで表示された/dev/sda1が目的とするドライブです。メモリカード上に複数のドライブが存在する場合、/dev/sda2, /dev/sda3と表示されます。

ここで適当な空のディレクトリに下記のmountコマンドでボリュームをマウントすることでアクセスできるようになります。なお、/mediaは例であり、適当なディレクトリ/mnt/usbなどを作ってそこにマウントした方がいいでしょう。

pi@minibian:~$ sudo mount /dev/sda1 /media

使い終わってUSBドライブを抜く前には必ずumountコマンドを実行する。

pi@minibian:~$ sudo umount /dev/sda1

ntfsをマウントする場合

linux extファイルシステムやVFATは標準で読書きできるのですが、NTFSの場合には読込みのみは可能ですが、書込みは別カーネルモジュールになっています。そのため次のパッケージを追加します。

pi@minibian:~$ sudo apt-get insall ntfs-3g

書込みのためにマウントする場合は、同様にデバイス名を確認してから-tオプションでntfs-3gを明示してマウントします。

pi@minibian:~$ sudo mount -t ntfs-3g /dev/sda1 /media

なお、ntfs-3gはマウントコマンドとしても使えます。

pi@minibian:~$ sudo ntfs-3g /dev/sda1 /media

これでNTFSディスクでも書込みができるようになりました。

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