別稿でラズベリーパイをwifi中継器にする方法を書きましたが、私の所では最初、リスタート後にAPからの信号が出ないという問題が何度か起こりました。コンソールを開いて調べて見た所、必要なサービスが勝手にexitしていました。そこで止まっていたサービスを再起動したらAPは動きはじめました。どうも起動時のレースコンディションが問題のようです。今回はこれをやっつけましょう。
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タグ: raspberry pi 3
wifiパワーマネジメントを無効にする
ラズベリーパイ3の内蔵wifiを使ってAPを提供しているのですが、どうもパワーマネジメントが有効になっているらしく勝手にお休みして、このままではAPとして役に立たず困ります。というわけでwifiパワーマネジメントをoffにする方法を解説します。
minibianとminibian wifi
minibian(ミニビアン)とは?
ラズベリーパイの公式OSには2016年09月現在、Raspbian (Jessie)およびRaspbian (Jessie) Liteの二種類がある。Raspbianは、デスクトップ版のOSであり、ブラウザ、開発環境、サーバ類などのすべてのツールが既に導入されている。Raspbian Liteはそれを軽量化し、ヘッドレス運用に特化したものである。これに対してユーザの間からは最低限のOSが求められて、minibianが作られた。
Raspbian Jessie Lite, minibian, minibian wifiの比較
Raspbian Jessie Lite、minibian、minibian wifiは、それぞれ肥大化したRaspbianを軽量化し、コマンドライン、およびヘッドレスで運用することを前提にしているが、ここでは違い比較してみよう。
minibian wifiで最小限(450MB)のRaspbianを構築する
ラズベリーパイの魅力は色々なOSが選べることです。その中でもRaspbianがRaspberry Pi Foundation公式OSの一つということもあって一番メジャーなものでしょう。RaspbianはDebian 8.0 Jessieをベースにしたカーネルに、デスクパージョンのRaspbianとRaspbian Liteがあります。Raspbianは両方とも一般用途を考えて豊富なツールを用意しています。ただ、両方とも一般用を目指しているため比較的サイズが大きくなりがちです。そこでRaspbian Liteをさらにダイエットさせたディストリビューションが多数存在します。今回はそのなかでminibianを紹介ます。
minibianは、Raspbian Jessie Lite(以下Lite)よりもさらに軽量化を目指したディストリビューションでLuca Solltogio氏が公開しています。Liteとの最大の違いは、開発環境(コンパイラ、インタープリタ)を含まずほぼ最小構成であること、ネットワークにはケーブルを繋ぐことですぐに使えますが、wifiモジュールが含まれていないこと、スワップパーテションが設定されていないこと、そしてサイズが450MB弱とLiteの半分で1GBのSDカードで実用運用可能ととにかく軽量を目指したものです。
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